トラベルホリックの放浪記

私の生きがいである旅、ワーホリで経験したことなどを綴ります。

バンフで救急車を呼びました


スポンサードリンク

バンフに来てホテルの仕事を見つけ、働いた初日。早起きをし、2カ月ぶりに働いたため、疲れていました。

 

21:00にベッドに入りましたが、ホテルは大抵真夜中までうるさいため、0:00に目が覚めてしまいました。耳栓をつけて、もう一度眠ろうとしましたが、なぜかとてつもない不安に襲われました。

 

 

 

 

真夜中に鳴り響いた激しい呼吸音

私は第6感が強く、これからなにか悪い事が起きるときは理由もなく漠然とした不安に襲われます。オーストラリアで警察を呼んだ時もそうでした。

 

タリーで警察を呼びました① - トラベルホリックの放浪記

タリーで警察を呼びました② - トラベルホリックの放浪記

 


しかし何かが見えるわけでも、具体的に何が起こるかはっきり分かるわけでもありません。嫌だなぁと思いながら寝ようと努力しても、ドキドキしてなかなか寝付けませんでした。



ようやくうとうとしかけた夜中2時過ぎ、激しい呼吸の音が聞こえてきました。最初は誰かが男を連れ込んだのかと思ってしまいました。ようやく眠れそうだった上に、翌日は朝早くから2日目の仕事です。

 

 

文句をいうため、耳栓を外すと、激しい呼吸音と叫び声がバスルームから聞こえてきました。



何事かと思い近づくと、その日チェックインした女の子2人組がいて、スペイン人の女の子がとても苦しんでいました。

 

 

友達のフランス人の子によると、バーで飲んでいて急に苦しみだしたそうです。救急車を呼ぶべきか相談されましたが、寝起きにいきなりその光景を目にした上に、それだけの情報しかなく、私には判断が付きませんでした。



しかし、海外で救急車を呼ぶとかなりの金額がかかることは予想できました。さらに外国人は無保険で旅行に来ることも珍しくないと聞きます。「高いかもしれないけど、大丈夫なの?」と聞くとフランス人の子は悩んでいました。具合の悪い張本人は、「救急車を呼んで!!息ができない、苦しい!!」とずっと叫んでいました。



「とりあえずレセプションに言った方がいいかも」と私がいうと、「OK、じゃあ私レセプション呼んでくる」といって、私たちを残し出ていきました。今考えると私がレセプションに行き、彼女が友達を介抱すべきではないでしょうか?



どうしていいかわからないまま、苦しんでいる彼女にとりあえずお水を与えると、その後彼女は嘔吐し、呼吸も落ち着いてきました。

 

 

しかし、彼女の様子を見ていて、病院には行かせるべきだと判断した私は、フランス人がレセプションのスタッフを呼んできた後、救急車を呼びました。



外国での救急隊とのやりとり

彼女達はフランスの大学に通っていて出会い、旅行中だったそうで、フランスの番号しか持っていなかったため、電話番号を聞かれた時、何故か私の番号を救急隊に与えることになりました。それも含めて救急隊の対応がおかしいなと思ったのは、急ぎだから電話しているのに、彼女に心臓病の既往があるかどうかなど、やたら細かく詳細を聞いてきて、電話だけで10分くらいしていた気がします。




吐いたことで彼女の呼吸は落ち着いてきましたが、今度は寒気が止まらないと言っていました。

 

 

私たちの部屋は2階だったため、他の2人が肩を貸し、私は吐いても大丈夫なようにゴミ箱を持ちながら付いていき、キッチンから更にお水を持ってこようと用意している間に救急車が到着したらしく、戻った時には彼女は救急車に乗った後でした。



すぐに病院に行くのかと思いきや、15分くらい外に停止していました。どうすれば良いかわからず、私とフランス人はロビーで見守りながら、何があったのかを話していました。



彼女たちは21歳で、そこまでお互いのことを知っているわけではないそうです。「お酒もこんな風に一緒に飲むのは初めてで、多分ウォッカ1杯だったと思うけど、ずっと見ていたわけじゃないからわからない」と言っていました。バーにいた時は、大丈夫だったのに、帰ってからいきなり苦しみだしてびっくりしたそうです。



21歳ならお酒の飲み方も、自分の飲める量もわかっていないかもしれないので、仕方ないかもしれませんが、無理をするのは絶対にやめた方がいいです。

私も20代前半の頃は、若気の至りで、無意味に飲んでいた時期もあったし、そうやって人は自分の限界の量などを学んでいくのかもしれないので、強くは言えませんが・・・




その後救急車は私たちに何も言わずに、彼女を病院へ連れていき、翌日私が仕事から帰って来た時には、彼女たちはチェックアウトした後でした。私の番号を救急隊に教えたので、一応フランス人とメッセンジャーのみ交換をしていたので、安否を確認することもできたのですが、わざわざ連絡するのも無粋かなと思い、彼女がどうなったのかは、永遠の謎です。

 

急性アルコール中毒への対応

救急車を見送った後、当然眠れるはずもなく、私は急性アルコール中毒の症状や、救急車を呼ぶときの判断基準を調べましたが、彼女の主な症状は、呼吸困難、嘔吐、寒気であり、昏睡期の一歩手前だったようです。そのまま病院に運ばれていったことからも、救急車を呼んだ判断も間違っていなかったようで、安心しました。




水を飲ませたこともナイス判断だったようで、アルコールの血中濃度も下がり、さらに吐かせることもできたのは良かったみたいです。欲をいえば、衣服をゆるめ、毛布をかけて体をあたため、横向きに寝かせてあげれれば、ベストだったようですが、私は寝起きだった上、パニック状態の彼女たちのことを何も知らない状態で、海外で救急車を呼べたのは、我ながら素晴らしい行動だったと思います。




その後、カナディアンの友達にその話をしたら、「救急車が来てその場で処置をできれば、$80くらいですむかもしれないけど、その後病院に連れて行かれたんだよね?それなら彼女は$500払うハメになるはずだ」と教えてくれました。しかし、「彼女は保険に入っているようだ」と、フランス人の子が言っていたので、今は彼女が元気であることを祈るばかりです。


※ちなみにアルバータヘルスケアに加入していても、救急車代はカバーされません

 

 

何もないことが一番ですが、カナダの緊急コール(警察、救急)は911です!!



私は支払いのことを考えて、最初は救急車を呼ぶことを躊躇しましたが、日本のように救急車がタダなうえ、対応も迅速であれば、カナダではもっと救える命ってあるんじゃないかなぁとも思います。

一方で、カナダのように国土のでかい国では、いたずらや、救急ではない電話の割合も日本より高そうなので、そうなると本当に救急車が必要な人の命が救えなくなる方が問題だという話も聞いたことがあります。難しい問題ですね。



数日後また救急車が私たちのホステルに停まったので何事かと思いきや、ホテルを間違えたと言っていました。テキトー過ぎて呆れるばかりです。こういうずぼらな光景を目にすると日本で生まれ、これまで日本で適切なサービスを受けてこられたのはラッキーだったなと思います。

 

f:id:travelholic:20191027182719j:plain

 

とにかく、病院の先生、救急隊の方、対応には不親切だと感じてあまり納得できませんが、深夜にありがとうございました。保険会社さん、医療費カバーよろしくお願いします。そして、何より、ただ巻き込まれただけの私、お疲れさま。