私は働いているホテルの劣悪な労働環境から抜け出すために、まずはスタッフアコモを出るために家を探すと同時に、新しい仕事も見つかりました。
※新型コロナによるパンデミック前のお話です。
家と仕事を同時にゲット
内覧に行ったおうちのオーナーさんから、仕事の情報をもらい、レジュメを落としに行ったら、いただいた情報通り求人をしていて、無事に雇ってもらう事ができました。
情報をくれたオーナーさんは永住権を持つ日本人の方で、とても親身になってくれました。おうちもきれいだったので悩みましたが、もっと良いと思える家を見つけてしまい、お断りしてしまいましたが、そのオーナーの方には今でも感謝しています。
そして複数の選択肢から選んだ家にお引越しをしましたが、それが本当に大失敗でした。
家を選ぶときに気をつけるポイント
・ミニマムステイやノーティスの期間
(最低でも3カ月は住まないといけない、出るときは1カ月前の通知などなど)
・ボンドはいくらか
(カナダではボンドではなくデポジットと言われる)
・レントに含まれるもの
(水道光熱費、WiFi、洗濯機など追加料金が必要なものや、トイレットペーパーや洗剤などの消耗品は自分で用意する必要がある場合があります)
・ビジターはOKか
(事前に言えばOKな場合や、部屋に泊まらなければOKの場合もありますが、バンフの場合は、昼間に友達を連れてくるのですら、NGな場合が多いです)
上記は、バンフに限らず、オーストラリアやニュージーランドでも、気を付けるべきことです。
バンフで家を選ぶときに、特に気を付けるポイント
・冬でも部屋が暖かいか(寒い場合に自分で買い足した加湿器や暖房を使っても、追加の料金を取られないか)
・月の中途入居や中途退去時のレントの扱い ※超重要!!
家の入居募集は大体が、その月の1日など月初であることが多いです。
オーナーが良い人であれば、中途入居や退去でも、前の人が住んでいた時と自分が住み始めるまでの、空白期間をオーナーが負担します。
しかしカナダでは、どういうわけか、給与の支払いはオセアニアと同じく1週間ごとや2週間ごとなのに、家賃の支払いだけは1カ月ごととなっています。
それがオースやニュージーとの違いです。
次の場所に移りたいから、1カ月前に言えば出ていけると思ったら、入居の時は月の途中で入っても日割りだったのに、退去の時は、月末の分まで1カ月分を払えと、言われる場合があります。
実際に私が体験した退去時の追加金額の要求
退去時の金銭トラブルは私がニュージーランドで一度体験しており、今回も入居時に一番懸念していた事柄でした。
オセアニアの場合は、オーナーが悪党でも、損失はせいぜい家賃の2週分で済みますが、カナダの場合、1カ月分なので、損失額が大きいです。
実際、今回も懸念していたことが、起きてしまいました。ノーティスは1カ月前であり、ミニマムステイは3カ月と言われていたのに、3カ月経って家を出たいと言ったら、長く住まないうえに、月の途中で出て行くなら、月末分までのレントを払えと言われました。
例えば1月15日に入居して、2月8日に退去したい場合、1カ月契約として、2月15日分まで家賃を払えというならば納得ですが、実際にオーナーが言ったのは、1月1日くらいに、2月8日に退去したい旨を伝えたら、2月の末分まで払えという理不尽なものでした。
まとめ
シェアハウスはオーナーとの個人契約となるため、基本的に法律での保護がありません。弁護士に頼むなり、裁判にするには、金額が小さいため、泣き寝入りする人が非常に多いのが現実です。
私がバンフで退去時に言われた理不尽な要求は、ニュージーランドの時に起こったボンドトラブルよりは、悪質なものではありませんが、最初の契約と違うという点では、大差がありません。
あくまでも私の個人的な統計ですが、日本人オーナーの家に住むと、最初と言っていることが違い、退去時に追加の金銭を要求されることが多いです。
最初にどんなに確認しても、後から難癖をつけてくることが多いので、あまり意味はないかもしれません。
現在はコロナ禍で、特に観光業が主流のバンフでは、地元の人達も仕事が少なくて苦しんでいる状況です。家賃収入を得る人が、不当なことを言い出す確率もあがっているかもしれません。
カナダで家探しをする時は、特に追加料金がないことや、中途入居や退去時の支払いに関する確認をきちんとして契約書をもらうか、メールで再度確認し、文書を残すようにしましょう。