実家暮らし、一人暮らし、同棲、日本でもシェアハウスでの生活と、色々な生活スタイルを一通り体験していましたが、2カ月とはいえ、人生初の違う文化の他人の家に入り込むホームステイ。
文化の違いは勿論、海外に限らず家庭にはその家庭独自の、生活スタイルやルールがあるはずです。
私は、ホームステイに対して過度な期待は抱いていませんでした。なぜなら、本当に家族の一員のように温かく迎えてくれる家庭はまれで、お金のためにビジネスライクにやっている場合も多いと聞いていたからです。
私のニュージーランドに着いて、最初の滞在先となった家庭は、お父さんとお母さんと2歳の息子という家族構成で、学校からは15分の立地にあり、ビーチへは徒歩5分。
特に生活に干渉してくる訳ではない代わりに、どこかへ連れて行ってくれるということもなく、かといって、ビジネスライクという訳でもなく、意識して話しかけるようにしてくれていたので、覚悟していたほど、ひどい環境というわけではありませんでした。というか、かなり良い方かもしれません。
ホームステイでの1日
平日
ファザーは5:30に起床し、私の分のサンドウィッチを作り、仕事へ。
7:00にマザーと息子が起きて、私が学校へ行った後は、2人は朝食を食べ、マザーは息子をお風呂へ入れたり、買い物など。
私が学校から帰ってくると、いつも夕食の支度をマザーがしていました。
帰宅後は私は息子と夕食の時間まで遊び、夕食。食事中は皆テレビを見ます。
夕食後皿洗いを全員で行い、今日の出来事などを話します。
その後私は学校の宿題をやるか、再び息子と遊び20:00になると、私はシャワーを浴び、息子は寝る準備をします。
シャワーが終わると私は部屋でYouTubeを見るなどフリータイム。夫婦もリビングで映画を見るなどまったりタイム。
22:00には家族全員就寝。ファザーは寝る前に必ず部屋の掃除と、ゴミ捨てをしていました。
週末
8:00頃起床。朝食を食べ、洗濯をした後、町へ出かけます。
図書館へ行くことも多かったけど、アイスを食べたり、ビーチをぼんやり眺めることも多かったです。たまに、大きなショッピングモールへ買い物に行ったり、友達とお茶をしたりもしました。
おうちに帰り、パソコンで英語字幕で映画を見たり時間を潰し、夕食。
その後は平日と変わりません。週末はファザーが庭の手入れや、部屋の掃除をしていましたが、私が出かけている間、家族は大抵は近くに住む、マザーの家族の家にお茶をしに行ったり、買い物に行っていました。
ホームステイ先でのメリットとデメリット
メリット
家がかなりきれい
息子が可愛くて癒される
マザーの料理が美味しい
規則正しいおしゃれな生活ができて、健康的
ビーチや学校が近く、家が最高の立地にある
ドラマのような幸せな家族と生活できて、こちらも幸せな気持ちになれた
デメリット
生活ルーティンがきちんとしすぎていて、夜更かしできないし、夜遊びもできない
ファザーが潔癖すぎて汚せないプレッシャーがあり、気を使う
朝食、昼食が1パターン過ぎて、飽きた
シャワーは8分までで、許可が出るまで浴びることができない
他人の家庭にお邪魔する事が、結局は窮屈だった
食事について
初めての夕食がまさかの買ってきたフィッシュアンドチップスに、コーラだったので、この先ずっとこんな感じだったらどうしようととても不安になりました。
しかし、その日はマザーが体調を崩していたこともあり、夕食を作る時間もなく、買い物ついでに出来合いのものを買ってきたというこかなと、その後のまともな夕食を見て思いました。
夜はご飯かマッシュポテトに、野菜と肉。ナチョスの時もあり、毎日とても美味しかったです。
朝はシリアルか、トーストを自分で焼いて、ジャムをつけて食べます。私はシリアルが苦手なため、毎日チョコスプレッドでさすがに飽きました。
しかし、勧められてマーマイトを試してみたら、しょっぱくて美味しかったので、朝は毎日、マーマイトとチョコを塗って、甘い&しょっぱいでしのぎました。
マーマイトは見た目はチョコなのにとても塩辛いジャムです。キウイはみんな大好きですが、外国人は大抵嫌う食べ物です(日本でいう納豆のような存在?)
休み時間には果物とチーズがついたスナックを間食として食べ、昼はサンドウィッチです。
休日は家族が出かけた場合、朝と昼は同じになるため、私は自腹で外で食べていました。しかし、3食付きのホームステイ先は珍しいようで、学校がある日も自分でランチを作る必要がないのはラッキーなことのようです。
ある日の夕食と、休日によく食べに行っていたラーメン