過酷な天候のブルームで職探しすることを、断念した私は今まで旅行した中で一番気に入った町パースへ戻りました。
フリーマントルでの職探し
パースの街並みは好きでしたが、田舎が好きな私には、パースシティは大きすぎると感じていました.
パースのシティから西にある、フリーマントル。パースシティからトランスリンクで約40分。少し小さめの、私にはちょうどいいサイズの町でした。
そこには、一緒にオールバニーへ旅行へ行った、韓国人の友達もいる。そこを拠点に職探しを始めようと決心しました。
滞在先はまたしても、プリズンYHA。ここのYHAは他のYHAと違い、YHA会員でなくても、長期滞在者に対する割引がありました。1週間ごとに延長し、私はその後、約1カ月半そこにステイすることとなりました。
まずは、ジャパレスを含む、町のレストランに5枚ほどレジュメを落としました。早速一件のジャパレスから返事があり、トライアルが行われました。
キッチンハンドでの応募でしたが、そのお店に皿洗いは必要なく、ほぼシェフと同じことをさせられます。
お店自体はキレイで、メニューもおいしそう。トライアルは2時間でお金は出ない代わりにお寿司が食べられました。
しかし・・・
キャッシュジョブで$18、もちろんホリデーペイもありません。
マネージャーより誰より、英語が堪能ではない料理長がすべてを仕切っているその店の職場の雰囲気は最悪でした。
キッチンには日本人しかおらず、サーバーは外国人ですが、一人あまり動きのよくないベトナム人の男の子がいました。
日本語が理解できないからといって、そのベトナム人の文句を、本人の前でずっと言っていて、この空気が最悪の職場では働きたくないと、トライアルの2時間の間に思ってしまいました。
キッチンにいた日本人の男の子が偶然YHAに滞在していたため、トライアル後に少し話をすると、そのベトナム人の愚痴だけではなく、その料理長は常に文句を言っているとのこと。
もし受かっても断ろうと思っていたら、その2日後の深夜にテキストで、落第の返事をもらったので、逆に良かったです。
キッチンにいたその男の子のアドバイスで、ビール工場に併設されたレストランを含めたローカルのレストラン他5件にもレジュメを落としました。
そして、その後ビール工場のレストランから返事が来ました。面接かと思って店に行くと、会うなりいきなり書類を書かされて、即採用。
仕事をゲットするまで3週間かかりましたが、ローカルの職場が見つかり満足でした。
ローカルレストランでの仕事
時給は約$24。週末深夜に働くと$30。パブリックホリデーには時給は$48でした。仕事が始まるまで、オンラインでインダクションを受けたり、仕事用の靴を買いに行ったりして、待っていました。
その後3件のジャパレスから面接の返事をもらいましたが、仕事が決まったため断りました。
その間もYHAにステイしていました。そこには同じレストランで働く人が、辞めた人を含めて5人いました。全員キッチンハンドで男性です。
彼らはそこでの仕事は本当に辛い。力仕事が多く、毎日水浸しで家に帰らなければけないとのこと。3日で辞めた人もいました。
働くまで1週間時間があり、彼らから散々話を聞かされた私は、働くのが怖くなっていました。
実際に働いてみて彼らの言っている意味が分かりました。
デメリット
皿は全て大きく重い。チーズなどが皿に付着しているため、ホースを使い事前に落としてから機械にかけなければいけないため、全身水浸し。更にすべての皿や食材を移動して年に一度の大掃除のような大々的な掃除を、毎日するためかなりの重労働でした。
昼間は暑いけれど、朝晩は冷え込む時期。仕事が終わるのは深夜。ぬれたまま家に帰り、シャワーを浴びた後、手洗いで服を洗う。
しかもシフトは週に3日しか入れてもらえませんでした。
もし、このままここに留まるのであれば、自転車を買って、シェアハウスに移りたいと思いましたが、これから雨季を迎えるパース。シェアハウスの内覧に行くも、雨が降ったら徒歩で帰るのは遠すぎて無理だと思いました。
メリット
良い面もありました。
仕事終わりはシェフが作っておいてくれたピザやおつまみとビールが無料でもらえるため、毎日お店でみんなでパーティー状態。
たとえ週に3日しか働かなくても約$450もらえる。
私はそこのレストランにとって初めての女性キッチンハンドであったらしく、みんなが優しくしてくれました。
約4週間で退職を決意
YHAでは、様々な国籍の長期滞在者が多くみんと仲良くなり、パースシティにすぐに遊びに行ける距離なので、念願のIPPUDOにも行くことができました!!
その一方でYHAのWiFiが遅く動画は見れない、たまに変な人がルームメイトになってしまう。
住環境、仕事で、双方共に良い面と悪い面がありましたが、迷いながら過ごしているうちに、どうしてもストレスの方が多くなってきてしまい、タリーのファームにいた頃と比べるようになってしまいました。
タリーでは、仕事のストレスが全くなかったわけではないものの、暦通りに週5で出勤し、確実に週$600以上はもらえる。オウンルームのシェアハウスにYHA以下の値段で住める。
それらを比較した結果、バナナファームに帰る決意をしたのです。