2017年に作ったANZのデビットカードが、有効期限の1カ月前となりました。
新しく更新カードがオーストラリアの旧住所に送られる可能性や今後のカードの必要性を考え(オーストラリアに旅行に行くことはあっても、住むことはなさそうなので)利子が年間何ドルかもらえるとはいえ、放置しすぎるのも良くないと思い、日本から口座を閉じることにしました。
ANZ銀行の口座の閉じ方
カナダのTDtrustはオンラインバンキングのメッセージを送るだけでクローズすることができましたが、ANZ銀行(オーストラリア)の場合、オーストラリアのANZの電話番号にかけて話をする必要があり、文書の郵送や、FAX、Emailでは閉じることができません。
また日本のANZ支店に電話しても、オーストラリア口座を閉じる手助けをしてもらえないので、自力で国際電話をしましょう。
電話のかけ方
01061396839999をキーパッドでうって、通話ボタンを押すだけです。
010が国際電話をかける時の番号、61はオーストラリアの国の番号、残りがオーストラリアのANZの電話番号です。
電話番号や電話をかけられる時間帯(2021年の私がかけた当時は8-20:00でした)は、変わっている可能性があるので、必ず公式WEBサイトでチェックをして、時差を考慮したうえでかけましょう。
私は月曜日の8:25(日本時間)にかけて、つながるのに約20分かかりました。
カナダのCRAもそうでしたが、なかなか電話は繋がらず、その間にも通話料金が発生します。
しかも、一番最初は音声案内に繋がり、適当な番号を押していたため、最初に繋がった人に、口座を解約したい旨伝えると、他部署に転送しますと言われ、そこから担当部署に繋がるのにまた15分くらいかかりました。
途中で切りたくなりますが、何度かけても繋がりにくさはおそらく同じなので、1発で終わらせるため、根気強く待ちました。
その間、コール音ではなく、陽気な音楽がずっと流れておりQUEENのDon’t Stop Me Nowを2回聞くことになりました。
1分に1回くらいの間隔で「Thank you for waiting, your call would be answerd shortly」と音声が入ります。
ようやく出てくれたイケメンボイスの男の子が聞き取りやすい英語を話す人で安心しました。
ただでさえ電話での会話なうえに、アクセントが強くて聞き取りにくい人にあたってしまった場合、会話にならなければ、せっかくつなぐのに30分以上待った挙句、ガチャ切りするしかない場合もあります。
口座を閉じるときの電話のやりとり
「I’d like to close my bank account」と伝えると、本人確認で色々と聞かれました。
アカウントナンバー、名前、誕生日、どのアカウントを持っているか(私の場合は3つ)、メールアドレス、アプリを使っているか(使っていないのでいつも、オンラインバンキングを使っていると回答)、オンラインバンキングに最後にログインしたのはいつか。
全てに回答した後、その回答を送信して、照合しなければいけないから、少し待ってくれと言われて、5分程待たされました。
そして、「本人確認が完了したけれど~~~~~ペラペラぺラ」と後半ほぼ聞き取れず、週一でオンライン英会話をしているとはいえ、帰国して1年以上、英語力の衰えを痛感しました。
何故かセキュリティコードを決めてと言われて、口座閉じるのに、何でセキュリティコード??と思ったので、「But I wanna close my bank account」って言ったら、「Yeah,yeah I totally understand」と言われ、その後も理由を説明してくれたのですが理解できませんでした。
ただその後、ANZのコンタクトナンバーは~~~~みたいなことを言っていたので、なんかあった時に問い合わせたら、本人確認として伝える番号になるのかなと思いました。数字のみでもいいし、何文字以上とかの条件もないよと言われたので、少ない桁数での数字のみにしました。
というのもアルファベットは電話で伝えるハードルがめちゃくちゃ高い・・・。メールアドレスを伝えるときも、アルファベットは3文字であとは数字と簡単でしたが、その3文字を伝えるのに苦労しました。
伝え方は例えば「a like apple, b bottle, c cuntory」と伝えたいアルファベットが頭文字にある適当な単語を言えば伝わります。
またなんか設定すると言われて2分程待たされました。最後にどの口座をクローズしたいか聞かれ「All of my account」と答えるとまた4分程待たされました。
待たされる直前に、ちらっとhold onとかstayという単語が聞こえたら待たなきゃいけないとわかるのですが、コールセンターの人は大抵そんな分かりやすい言い方をしてくれません。
急にペラペラぺラと言った後に、無音になるので、もう手続き終了かなと思って、切りたくなりますが、ここで切っては今までの時間と労力と電話代が水の泡です。
手続き終了の時は相手が必ず、他に用はあるか聞いた後に、Have a good dayやByeなど、超基礎英語で挨拶してくれるので、それを聞くまではどれだけ待たされようと、自分から電話を切ってはいけません。
最後に他の支払い(例えば振り込まれていない給与や、完了していないカードの引き落としはないか)の確認や、リンクしてるカードの解除(ウェブサイトでクレカとして登録されている場合など)をしたうえで、キャッシュカードを破棄するよう言われました。
自分の登録している電話番号(日本のものでOK)を改めて確認された後に、SMSが届き、オンラインバンキングにログインもできなくなりました。
それらを全て電話が繋がった状態で確認しようやく手続き終了!!・・・疲れました。
まとめ
結果的に3回ほど何かを設定すると言って待たされ、電話が繋がってからも、手続き完了まで約30分かかり、トータルの電話料金は1080円(私の場合国際電話は30秒で8円)になりましたが、私はコロナで緊急帰国せざる負えなかったので、残りの給与の振り込みや、タックスリターン、スーパーアニュエーションの振り込みのために、口座を閉じてから帰国する訳にはいきませんでした。
電話代は高くつくし、かなりの労力が必要ですが、口座をクローズして帰国した後に、タックスリターン、スーパーアニュエーションをエージェントに依頼するよりも、はるかに安いですし、何より久々にネイティブとオンライン英会話以外で、会話ができて嬉しかったです(英語力の衰えを実感しましたが、それもまた勉強のモチベーションになる!)
帰国前に支店で閉じれば、パスポートとキャッシュカードを持っていきサインするのみなので、超簡単です。
英語力に自信のない方や、労力をかけたくない人は、帰国前早めに仕事をやめて、最終給与の振り込みを確認した後、タックスリターンや年金はエージェントに依頼しましょう。
ちなみに私は、スーパーアニュエーション口座はANZを使っていませんでした。年金口座は持っているだけで手数料がかかるので、帰国後早めに閉じた方が良いです。
Access Advantageという一番一般的な口座は学生や若くない人は手数料がかかります。
毎月ネットバンクで$2000トランスファーしてその$2000を元の口座に戻せば、手数料は取られないので、私は毎月その方法で、手数料を回避していたため、キャッシュカードの有効期限まで口座をキープしていました。
今までトータル4カ国の口座を保持し、6つの銀行口座を持っていましたが、カナダに引き続き、オーストラリアの口座もなくなり、ようやく安堵した半面、少し寂しくもあります。
今後旅行の時とかもあった方が便利だっただろうな~と思いつつも、期限だから仕方ないですね。
口座を閉じる前にWiseなどを使って、日本に送金し、口座の金額を全て0にするのをお忘れなく!カナダと違い、オーストラリアからの送金はダイレクトデビットを選べば、手数料0でした。ありがたや。